【イベントレポート】カミナシ、オンラインカンファレンス「KAMINASHI『New+』」を開催

プレスリリース

〜導入企業2社によるパネルディスカッションや現場DXをテーマにした基調講演を実施〜
現場DXプラットフォーム『カミナシ』を提供する株式会社カミナシ(本社:東京都千代田区、代表取締役:諸岡 裕人、以下「カミナシ」)は、オンラインカンファレンス「KAMINASHI『New+』(カミナシニュープラス)」を2021年11月18日(木)に開催しました。当日は100名を超えるお客様にご参加いただき、『カミナシ』の導入企業2社の現場担当者によるパネルディスカッションのほか、現場DXをテーマにした基調講演を行いました。

KAMINASHI『New+』とは

2021年9月のデジタル庁創設により、日本国内では行政をはじめとしたさまざまな手続きや業務のデジタル化が推進されつつあります。その一方で、工場や店舗などの現場では、いまだ紙中心の管理が続いており、現場で働く多数の人が「自身の職場はデジタル化されていない」と感じているのが現状です。(※)
それらを背景に、カミナシでは先進的に取り組まれてきた企業の事例や導入プロセスを広くお伝えすることで、現場DXへの理解を深めて現場主導のデジタル化を推進できることと考え、本イベントの開催するはこびとなりました。
https://new-plus.kaminashi.jp/

(※)カミナシ「ノンデスクワーカー調査2021」より

導入企業によるパネルディスカッション

テーマ「本音トーク。現場DXのリアル」
<登壇者一覧>
ゲスト:群馬ミート株式会社 品質管理部 次長 飯嶋愛 氏(オンライン参加)
ゲスト:デリカエース株式会社 生産本部 第一工場 熊野志織 氏
モデレーター:株式会社カミナシ 事業責任者 宮城徹也 / カスタマーサクセス 松下まど加
群馬ミート株式会社 品質管理部 次長 飯嶋愛 氏
月に1,500枚の帳票削減。カミナシの導入で現場の若手社員とベテラン社員のコミュニケーションにもつながっている

2020年11月からカミナシを導入して、ラベルの発行記録や機械の始業終業点検、原材料の受け入れ記録や品質管理の衛生記録をカミナシで運用しています。
現在では1日約60枚、月にすると1,500枚ほどの帳票をデジタル化できています。さらに、それらをファイリング、仕分けする管理工数が削減できたのは大きな成果です。
私自身はITツールに詳しい方ではありませんが、若手の中堅社員にも協力してもらい、現場へのデジタル化を推進しています。若手社員が操作方法を説明することで、カミナシをきっかけに若手社員とベテラン社員のコミュニケーションが生まれています。
デリカエース株式会社 生産本部 第一工場 熊野志織 氏
ITツール0(ゼロ)の現場への導入。簡単な操作からできる始業終業点検からスモールスタートで導入に取り組む 

2021年9月からカミナシを導入し、現在は調理機器やスライサーの始業終業点検をカミナシで運用しています。まだ導入して日が浅いものの、月に300枚ほどの帳票の削減に成功しています。
当社には外国人従業員も多いため、以前は日本語のマニュアルのみで点検作業の詳細を伝えるのに苦労をしていましたが、カミナシの多言語翻訳機能を活用したところ、点検箇所の詳細も理解してもらえるようになり、スムーズに作業を行ってもらえるようになりました。
まずは簡単な操作でできる始業終業点検をカミナシで運用し、スモールスタートしています。今後は社員の日報や生産記録表などもカミナシで運用していく方針です。

カミナシ講演

株式会社カミナシ 代表取締役CEO 諸岡裕人
現場DXの未来

現場出身の自分がカミナシを創業してから5年が経ちました。創業当時から比べると、世の中全体の「デジタル化」への抵抗は非常に低くなったと実感しています。
現場管理業務と言われるチェック作業や報告書、マニュアルの作成などはどんなに頑張っても、なかなか褒められづらい業務です。カミナシはこれらをすべて自動化するサービスを2030年までに提供する構想を持っています。
現在、政府がデジタル人材の育成に投資をする方針を発表するなど、世の中のデジタル化への波はより大きくなることが予想されます。現場では、デジタル×現場改善ができる人材の価値はもっとあがっていくはずです。皆さんが今起こす行動が、現場の未来を大きく変える第一歩になると信じています。カミナシとともに現場DXの未来をつくっていただければ幸いです。
株式会社カミナシ 執行役員COO 河内佑介
カミナシ誕生1年の物語

カミナシは、現場で行われる紙を中心としたアナログで非効率な業務を削減するためのサービスを提供しています。ノーコードで現場担当者がアプリを作ることができるため、現場主導のDXが推進できます。実際にカミナシのユーザーは9割が非IT部門で、さらに6割が40代・50代というデジタルネイティブではない担当者が現場のデジタル化を推進しています。
約1年で200回を超える機能リリースを実施しており、今後も、より深く現場の課題が解決できる機能や、さまざまな現場で活用いただけるように利用用途が広げられる機能を開発していきます。
株式会社カミナシ 事業責任者 宮城徹也
機能アップデートのご紹介

今回、現場における監査業務で活用できる機能をアップデートしました。監査においてはPDCAを回すことが重要なため、準備から実行、報告、改善まで一気通貫でカミナシ上で完結できることを重視しています。
具体的には、膨大なチェック項目の取り込みや監査のチェック項目と指摘事項の紐付けが簡単に行える機能のほか、指摘事項と改善対応のやりとりがすべてカミナシ上で行える機能、指摘事項をエクセルに出力できる機能などを搭載しています。
お客様が取引先などに自社の品質管理体制を説明する際に、カミナシを活用して現場を可視化・デジタル化できているとご説明いただくことで、品質への安心・安全に対する評価を高めることができると考えています。

参加者の声(一部抜粋)

  • ブルーカラーの現場の非効率で単調な作業にかかる時間を削減したいと思っていたので、内容にとても共感しました。
  • 実際に導入を開始している企業の担当者様の生の声を聴くことができたのがよかったです。
  • 異業種の現場の運営や苦労などが聞けて大変ためになった。
  • 現場にとって先進的なIT利活用イメージが出来た。

現場DXプラットフォーム『カミナシ』について

現場DXプラットフォーム『カミナシ』は、工場や店舗で働くノンデスクワーカー向けに、作業チェックや報告書作成などの現場管理業務を効率化するクラウドサービスです。手書き情報のデータ化から集計、報告など、これまで紙やエクセルで行っていた作業をノーコードで業務アプリにすることで、現場での正しい作業ナビゲーションの徹底やチェックデータのリアルタイムな一元管理を実現。現場と管理者双方の業務から非効率をなくします。
製造や飲食、小売、物流など、業界問わず現場における業務改善や品質を向上するとともに、現場のDXを推進しています。
https://kaminashi.jp/

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