プレスリリース
〜客室清掃やナイトフロント業務への展開により宿泊業の現場DXを目指す〜
現場DXプラットフォーム『カミナシ』を提供する株式会社カミナシ(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO 諸岡 裕人、以下「カミナシ」)は、合資会社古屋旅館(本社:静岡県熱海市、代表:内田 宗一郎、以下「古屋旅館」)が『カミナシ』を導入したことをお知らせします。カミナシにおいて、旅館業における温泉温度管理では初の導入事例となります。
古屋旅館は、熱海市街中心部に位置する、創業1806年の熱海で最も歴史ある老舗温泉旅館です。お風呂には江戸時代より湧き出ている熱海七湯の一つ「清左衛門の湯」を使用し、100%源泉掛け流し温泉として多くの宿泊客に愛されています。
同社では、温泉旅館の要となる温泉の温度管理をはじめとした管理業務の可視化やスタッフの教育体制が課題となっており、その解決のために『カミナシ』の導入を決定しました。
活用方法と成果
100%源泉掛け流し温泉の温度管理を紙帳票からデジタル化
データ化により季節ごとの温度変化の把握や、湯量の調整弁など設備機器の予兆保全に期待
古屋旅館が擁する100%源泉掛け流し温泉は、2〜3時間ごとの温度記録や湯量の調節により、天然の熱だけで常に浴槽内を41〜42℃に維持する必要がありました。これまでは、その温度記録を紙帳票を用いて行っていたため、温度変化の傾向を把握するまでに手間を要していました。そのため、温泉の温度感知器や湯量を調節する調整弁といった設備機器の劣化やトラブルにも気付きづらく、故障等により温泉が使用できなくなるリスクを感じていました。
そこで、これらの運用を『カミナシ』に変更し、スケジュール管理された確実な温度記録のほか、データの蓄積により正確な温泉管理が実現。即座にデータ化されることで、年間を通じた推移や季節、気候による変動などを把握できるようになり、設備機器の予兆保全にも役立てられるようになりました。
今後の展開
温泉の温度管理のデジタル化を皮切りに、現在は客室清掃のチェックにも活用範囲を広げています。今後は、調理場のHACCP対応やナイトフロント業務にも展開し、管理業務の可視化に着手する予定です。これにより、指導や教育を担当する管理者側の手間やコストを削減し、さらなる業務効率化を目指します。
導入事例詳細
200年以上の歴史を誇る老舗温泉旅館が、ITツール活用により効率的で働きがいある職場づくりを推進
現場DXプラットフォーム『カミナシ』について
『カミナシ』は、作業チェックなど現場の業務フローをノーコードでデジタル化する現場DXプラットフォームです。これまで紙やエクセルで行っていた手書き情報のデータ化から集計、報告など、作業をノーコードでアプリにすることで、現場での正しい作業ナビゲーションの徹底やチェックデータのリアルタイムな一元管理を実現。
製造や飲食、小売、物流など、業界問わず5,000箇所以上の現場のDXに寄与しています。利用料金は以下よりお問い合わせください。
https://kaminashi.jp/
合資会社古屋旅館 会社概要
会社名:合資会社古屋旅館
所在地:熱海市東海岸町5番地24号
代表者:代表 内田 宗一郎
設立:1806年
事業内容:ホテル旅館事業/外食事業/コンサルティング事業
URL:https://atami-furuya.co.jp/