外国人材など現場従業員とのやりとりはこれ1つで。現場従業員管理システム「カミナシ 従業員」提供開始

プレスリリース

〜育成就労制度で高まる外国人材の流動性。多言語翻訳によるコミュニケーション円滑化・働きやすい環境構築で定着率向上・現場管理者の生産性向上を実現〜

現場DXプラットフォーム『カミナシ』シリーズを提供する株式会社カミナシ(本社:東京都千代田区、代表取締役:諸岡 裕人、以下「カミナシ」)は、現場従業員のマネジメントをサポートする『カミナシ 従業員』を本日より提供を開始します。あわせて、提供開始に先駆け、製造業・飲食業・介護・ビルメンテナンス・バス・タクシー業界など39社での導入が決定していることをお知らせします。
<製品サイト> https://employee.kaminashi.jp/

現場従業員管理システム「カミナシ 従業員」提供開始

開発の背景

製造業やサービス業などの現場において、主にデスクワーク以外の業務を行うノンデスクワーカーの人材不足の状況はデスクワーカーよりも深刻です。各現場で「現在実施している・今後検討している人材不足に対する施策」の上位には「外国人労働者やパートタイマー・アルバイトの採用・活用」が挙げられています(※)。一方で、先の国会で創設が決定した技能実習制度に代わる育成就労制度により外国人労働者は転籍しやすくなるため、今後、人材の流動性はより高まることが予想されます。つまり現場では、従業員の早期戦力化や定着率向上に向けた施策に早期に取り組まなければ、生産力の維持すら危うくなるリスクを抱えています。

現場における人材不足への対策

現場で従業員の早期戦力化・定着率向上に主として取り組むのは、現場管理者(工場長・店長・施設長など)や総務部門です。しかし現在、現場管理者・総務部門は、現場従業員とのあらゆる情報のやりとりを「紙」や「口頭」で行わざるを得ない非効率な状況に置かれています。
その背景には、業務上デジタルデバイスを利用する機会がほぼなく、業務用の端末やメールアドレスが付与されていないという現場従業員の特性があります。さらに、雇用形態・勤務時間・勤務場所・国籍が多様であることから、例えば業務連絡は朝礼や掲示板などを通じて行われていますが、何日間にも渡って同じ内容を伝えたり、日本語が不得手な外国人従業員には、通訳や監理団体、登録支援団体を通じて情報を伝える必要が生じています。

現場の課題_1

また、業務用端末やメールアドレスが付与されている一部の従業員にだけツールを導入しても、それ以外の従業員との連絡は紙や口頭のままとなるため、管理が煩雑になってしまったり、ツールによっては使用頻度の少なさからIDやパスワード忘れの問い合わせが頻発するケースも多く存在します。
現場管理者・総務部門は、日々このような業務に追われ、採用難のなかでせっかく採用できた人材の早期戦力化や定着率向上につながる施策に取り組むことが難しいのが現状です。

現場の課題_2

カミナシはこれまで「ノンデスクワーカーの才能を解き放つ」をミッションに掲げ、現場DXを支援してきました。新たに提供を開始する『カミナシ 従業員』は、現場管理者・総務部門と従業員間のあらゆる情報のやりとりを1つのサービス上で完結できるシステムです。例えば、現場管理者・総務部門は、従業員への業務連絡の一斉配信や既読管理、外国人従業員に対する生活面サポートのための連絡をスムーズに行うことが可能になります。また、現場従業員は管理者や他の従業員、総務部門に向けて、業務報告やシフトの交換依頼などを行うことが可能です。
カミナシは『カミナシ 従業員』の提供を通じて、現場管理者・総務部門の業務効率化を図り、従業員の早期戦力化や働きやすい環境づくりによって、定着率・生産性の向上を実現していきます。

※現場を持つ企業の人事/総務/業務/管理/店舗統括/経営企画/製造部門を統括する経営層および部長、現場管理者を対象に当社が実施した調査より(実施期間:2024年8月14日〜8月17日)

「カミナシ 従業員」の主な特長

「カミナシ 従業員」の主な特長

1. 1つのサービスで、現場管理者・総務部門と従業員間のあらゆる情報のやりとりを完結
『カミナシ 従業員』という1つのサービス内で、業務連絡や給与明細の配布など、現場管理者・総務部門と従業員が行っている情報のやりとりを完結できます。

2. 従業員のメールアドレスは不要。雇用形態に関わらず、すべての現場従業員が使える
『カミナシ 従業員』専用のIDとパスワードが発行されるので、メールアドレスが付与されていないアルバイトなどのパートタイマーをはじめとしたすべての雇用形態の現場従業員が利用可能です。

3. 13言語に翻訳可能。外国人従業員とのコミュニケーションも円滑に
『カミナシ 従業員』の情報のやりとりは多言語で表示できます。日本で働く外国人材の母国語のなかで特に多いとされる13言語に対応しているため、さまざまな外国人従業員とのコミュニケーションを円滑にします。また翻訳の精度を高めるため、AIを活用し文章を翻訳しやすい形式にする「AI校正機能」も搭載予定です。

会社からの連絡事項を一斉に全従業員に共有できる「お知らせ機能」、給与明細を配布できる「給与明細配布機能」の提供を皮切りに、今秋にはリアルタイムで相互コミュニケーションができる「チャット機能」と「AI校正機能」を提供予定です。以降、現場管理者・総務部門と現場従業員がやりとりできる情報の範囲を広げる機能開発を推進してまいります。

活用が期待できる業界

『カミナシ 従業員』は、多様な雇用形態・勤務形態のほか、多国籍な従業員が多く在籍する業界において、有効に活用いただけます。すでに、製造業・飲食業・介護・ビルメンテナンス・バス・タクシー業界などで39社が先行導入しています。

導入決定企業のコメント

井筒まい泉株式会社 生産総務部 部長 橋本 隆様(食品製造、販売等・東京都渋谷区)

井筒まい泉様

私の主たる業務は、弊社に在籍する約100名の外国人従業員の日本での生活面におけるサポートです。一人ひとりに寄り添い、働きやすい環境を作りたいという思いを持っていますが、言語の壁があります。例えばレスポンスが欲しい重要なお知らせについてはメールアドレスなどのない従業員もいるため、登録支援団体や監理団体を介さなければならないなど、リアルタイムでコミュニケーションがとりづらい状況でした。『カミナシ 従業員』の導入により、外国人従業員も私も母国語でやりとりを行えるようになるので、これまでよりも円滑なコミュニケーションがとれるようになることや、外国人従業員と気軽に相談・連絡できるような働きやすさが実現されることを期待しています。

有限会社吉清 総務部 部長 牧野 新治様(食肉加工業・長野県)

地方、かつ人材不足が深刻な業種の企業が活動を継続していくためには、従業員が働きやすい環境を作り、働き手から選ばれ続ける企業を目指すことが重要と考えています。弊社ではそのために、技能実習生や特定技能外国人と日本人の従業員がお互いに伝えたいことをスムーズに伝えられるようにしたいと思っていました。『カミナシ 従業員』はその実現はもちろん、メールアドレスを持たない従業員も含めた全従業員とのさまざまな情報のやりとりを1つのサービス内で完結できるようになるので、働きやすい環境構築を通じた「選ばれ続ける企業となる武器」となることを期待しています。

今後の展開

『カミナシ 従業員』は、2026年7月までにユーザー数10万人を目指します。機能開発を推進し、現場従業員の入社から退社までの各シーンにおけるマネジメントの非効率を解消していきます。

製品概要

製品名:現場従業員マネジメントシステム『カミナシ 従業員』
提供開始日:2024年8月27日
製品サイト:https://employee.kaminashi.jp/
推奨OS・ブラウザ:
(管理画面)
・Windows:Gooogle Chrome、Microsoft Edge
・Mac:Google Chrome
(従業員画面)
・iPhone :OS16.4 以降の最新バージョン・Safari
・Android:OS最新バージョン・Google Chrome 最新バージョン
料金体系:初期費用およびご利用人数に応じた月額費用

3分でわかる
カミナシ

カミナシはなぜ生まれたのか?
どんな未来を目指しているのか?
カミナシのことがまとめてわかるコンテンツです。

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5つのQ

「ノンデスクワーカーの才能を解き放つ」という言葉には、
どんな経緯や想いが詰まっているのでしょうか。
5つの問いを紐解きながらミッションを深掘りするコンテンツです。

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