カミナシ、現場の従業員や教育管理、設備保全の領域へ進出

プレスリリース

〜2024年度中に既存製品を含めた計5製品のラインナップにより現場DXを推進〜

現場DXを支援する株式会社カミナシ(本社:東京都千代田区、代表取締役:諸岡 裕人、以下「カミナシ」)は、新たに現場の従業員や教育管理、設備保全の領域に進出することをお知らせします。2024年度中に新製品として3製品を加え、計5製品をラインナップしたマルチプロダクト展開により、現場の課題を解決してまいります。

カミナシ、現場の従業員や教育管理、設備保全の領域へ進出

「未来予測2040 労働供給制約社会がやってくる」(※1)によると、2040年には労働力が1,100万人不足すると予測されており、そのうち建設・物流・製造・福祉などの現場で働く職種の労働力不足は著しいことがわかっています。ノンデスクワーカーの人手不足は、デスクワーカー以上に深刻な状況であり、DXによる生産性向上は現場を持つ企業にとって喫緊の課題となっています。

それらを背景に、カミナシは「ノンデスクワーカーの才能を解き放つ」というミッションのもと、日本の就業人口の半数以上にあたる約3,900万人(※2)のノンデスクワーカーの働き方を変革すべく、現場向けのクラウドサービス(SaaS)を展開しています。2023年3月にはプロダクト戦略「まるごと現場DX構想」を策定し、現場のさまざまな課題を解決するためのマルチプロダクト化を目指すことを発表しました。その後、2024年6月にはM&Aおよび吸収合併により、主力製品の『カミナシ レポート』にAI個数検査システム『カミナシ CountAI』が加わり、さらに、本日付けで3製品目となる現場従業員管理システム『カミナシ 従業員』の提供を開始するなど、構想を着実に実現しています。

※1:リクルートワークス研究所「未来予測2040 労働供給制約社会がやってくる」(2023年3月)
※2:独立行政法人労働政策研究・研修機構「職業別就業者数」より当社算出

なぜマルチプロダクトか

昨今、ノンデスクワーカーの現場でもスマートデバイスやクラウドサービスなどの活用が始まり、現場におけるデジタル化は進みつつあります。しかし、デジタルツールの導入が進む一方で、デスクワーカーにはなかった現場特有の課題が見えてきました。流動性が高く、雇用する人数が多いアルバイトなどパートタイマーの従業員に対して、入社のたびにツールの使い方を習熟してもらうことへの難易度の高さ(機能習得の問題)や、現場での作業中にいくつものツールを切り替えて使用することの難しさ(作業環境の問題)、パートタイマーを含めた従業員個人にかけられるデジタルツールへの投資額の大きさ(予算の問題)です。
これらのことからカミナシでは、現場DXを推進していくためには、さまざまな現場業務で使用するシステムを、使い慣れた製品群から必要なものだけ安価に利用できる状態が重要と考え、その思想のもと、マルチプロダクト化を推進しています。

カミナシの「まるごと現場DX構想」と新製品予定

2023年3月に発表した「まるごと現場DX構想」から1年が経ち、既存製品の活用サポートや新製品開発のヒアリングを含めて、カミナシは全社員で年間3,100回(※)の顧客訪問を実施してきました。
そこで得た情報をもとに製品の開発を進め、このたび「まるごと現場DX構想」を改めることとしました。

まるごと現場DX構想:現場の基盤は「作業方法」「人」「設備」

カミナシは今後、「作業方法」「人」「設備」の3つの領域を軸に事業を展開してまいります。

<作業方法>
現場は法令で定められた基準やISOなどの規格、社内ルールといった、守るべき方法・手順が多数存在する。

<人>
作業をするのは主に人であり、資格や教育、健康状態など、さまざまな要件が求められる。

<設備>
現場では、設備や機械が安定稼働していなければ、生産活動やサービス提供が不可能。

まるごと現場DX構想

今後の新製品予定

各製品の提供開始時期や機能の詳細は、確定次第お知らせします。

『カミナシ 設備保全』(24年度中リリース予定)

現場の機械・設備の異常報告や修理履歴などの記録を行い、予防保全から事後保全まで設備保全の業務を一気通貫で管理するクラウドサービスです。設備カルテに蓄積したデータ活用によって生産設備の予期せぬ停止を最小限に抑えます。

『カミナシ 設備保全』

『カミナシ 教育管理』(24年度中リリース予定)

現場従業員への教育・研修を簡単に実行・管理できるクラウドサービスです。現場作業の多くは、法令やISOなどの規格によって、作業方法や社内ルールが厳格に定められています。そのため、パートタイマーを含めた従業員の教育・研修は必須であり、計画から実行、管理までの一連の流れが管理者の大きな負担になっています。『カミナシ 教育管理』では、研修計画の策定やコンテンツ配布、受講確認など、雇用形態を問わずすべての従業員を対象とした現場教育の実行をサポートします。

なお、このたび、カミナシのシリーズ製品に共通してログインすることができる『カミナシ ID』も提供を開始しました。また、新製品の開発と並行して、既存製品においてもAIやIoTなどの技術を取り入れた機能開発を推進し、より多くの現場の課題を解決できる体制を構築していきます。
今後もカミナシは、これら製品の提供を通じて現場のDXを強力に推進し、ノンデスクワーカーが活躍できる環境を創造してまいります。

現場DXプラットフォーム『カミナシ』シリーズについて

現場DXプラットフォーム『カミナシ』は、現場の基盤である「作業方法」「人」「設備」にフォーカスした製品群を展開しています。現場帳票をデジタル化する『カミナシ レポート』を主力製品に、AI個数検査システム『カミナシ CountAI』、現場従業員管理システム『カミナシ 従業員』を展開。設備管理や教育管理といった新製品も開発中です。これらの多角的なクラウドサービスの展開を通じて、現場で働くノンデスクワーカー3,900万人の働き方をスマートにすることを目指しています。

3分でわかる
カミナシ

カミナシはなぜ生まれたのか?
どんな未来を目指しているのか?
カミナシのことがまとめてわかるコンテンツです。

カミナシを理解する

ミッションをめぐる
5つのQ

「ノンデスクワーカーの才能を解き放つ」という言葉には、
どんな経緯や想いが詰まっているのでしょうか。
5つの問いを紐解きながらミッションを深掘りするコンテンツです。

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